尻付け松明
2004/03/14 (日)
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「お水取りが終らないと春は来ない」と言われる東大寺二月堂「修二会」。その様々な本行の中でも一番華やかな「お松明」。11人の連行衆が連日、初夜の行へ二月堂に上がる為の灯りであり、役目を果たした松明は1年間の無病息災を祈り、舞台からの華やかな炎の舞となるのです。数年前、12日の籠松明・走り・お水取り・だったん、の全てを拝観させて戴いたのですが、最終日のお松明は今回が初めて。先に上堂する連行衆の尻を焦がすほど接近して次々と松明が上堂する為、「尻付け松明」「尻焦がし」とも呼ばれています。舞台に並んだ10本のお松明は壮観でした。
これで、やっと大和にも春が来ます。
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