志賀直哉
2005/03/31 (木)
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久し振りに奈良高畑周辺を散策中に、志賀直哉旧居を訪れてみました。
昭和3年に志賀直哉が自ら設計し、数奇屋造りで有名な京都の大工に建築させたと言う建物は、風光明媚な高畑にひっそりと佇んでいます。内部に入ると広い洋風のサンルームと娯楽室があり、当時の白樺派文化の香り高き面影を感じる事が出来ました。まさに当時多くの文化人が集まったハイカラなサロンであったようです。
昭和13年に東京へ居を移転するまでの間、彼の代表的な大作「暗夜行路」もここで誕生したようです。
少しの時間でしたが改めて奈良の文化に触れた瞬間でした。
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